主に、オンラインTRPGシルバーレインの「あまの兄姉妹」、エンドブレイカー!の「シュルツ・ウェイド」の日々の日記(仮プレとかも)を気が向き次第記入するところ。 気が向いたら更新なので毎日というわけではない。
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なつやのにっき:正義なんて幻想は無い
2007-04-11 Wed 21:50
判っていても、立ち止まれない。
愚かと知っていて、それを行う、行わざるを得ないこともある。
彼は得たものを奪われるのを恐れたが故に、愚かと判っていながら愚考を犯したのだ。

これは土蜘蛛殲滅戦に参加した、愚かなる男の手記。
男は、自分の見聞きしたことのみをこの手帳に書き綴り、そして書架に仕舞った。





ここに書くのは、俺が今までの【土蜘蛛戦争】と呼ばれる愚かな戦いについて纏めた事柄だ。
これらは全ての事態が終わり、全てが終わってから気付いてしまった、自分達の愚かさを振り返る為に、俺は書き残すことにする。


1.発端と喜劇の始まり
事の発端は、土蜘蛛と呼ばれるものたちの目覚めだったのだろう。
彼らが動き出したことで、先ず一般人に被害が出た。
そして、巨大な蜘蛛の容姿を持つことから、
俺たち能力者、そして運命予報士は彼らを【妖獣】であると判断した。
これが土蜘蛛たちと、俺たち能力者の悲劇喜劇の始まりだろう。


2.傲慢と死

土蜘蛛達が組織である事を判断し、人間の協力者がいると言う運命予報士達の報告から、能力者は土蜘蛛の拠点を割り出す事を行おうとした。
この事だけならば、俺は良い評価を彼らに与えることが出来ただろう。
だが、俺達能力者は自分達の力を過信し、そして傲慢になっていたのだろう。
偵察に向かった彼らは、愚かにも土蜘蛛の屋敷への潜入を行ってしまった。
これはハッキリ言って愚かとしか言いようが無い。
彼らの役目は、あくまで拠点を探す事だったのだ。
危険を冒してまで潜入する必要はなかったのだ。

その結果、一人の幼い能力者がその命を散らせた。
能力者達はその報告に激怒した。
【たかが妖獣】に仲間を殺された事に、だ。

だが、彼らは理解していたのだろうか?
コチラとて、彼らの同胞を既に大量に葬っていたことに。

当時の俺は愚かにもその事を失念していた。
故に、仲間達に疑問を投げかけるどころか、彼等の殲滅を促したのだ。

この時、俺は人間の協力者は洗脳か何かを受けていると判断していたが、もう一つの可能性に気付くべきだった。

彼らは、自らの意思で土蜘蛛と共存していた、と。


3.止まることが出来ない凶行

かくして、俺達能力者は土蜘蛛たちの屋敷に強襲し、御所市に待ち構える彼らを屠った。
そして、山に篭った彼らを屠った。
彼らにゴーストには無い、明確な意思を感じたが俺は立ち止まることが出来なかった。
彼らが【ゴースト】であり、世界結界…そして、今の俺の日常。
俺の【世界】を脅かす存在であると判断したからだ。
彼らを葬る時、彼らを殺す感覚はゴーストを殺す感覚とは違った───

「あぁ……ごめんな──ちゃん」
土蜘蛛からヒトに変身した男は誰かに謝るような言葉を紡いで事切れ、そして死んだ。

───まるで、人間を殺した時と同じ感触がした

そして、その時になって始めて気付いてしまったのだ、彼らが本当の意味でヒトと共生していたと。
気付くのが遅すぎたのだろう、彼らは共に歩むことが出来た存在だということに。
そして、大きすぎる戦いの流れは容易く留めることは出来なかった。
俺自身もその後も戦い続けることしかできなかった。
心に迷いがある俺はその戦いで重傷を負ってしまった。
当然だろう、迷いがあれば力を振るえるはずも無いのだから。


俺達能力者と、そして土蜘蛛たちはお互いに大きなミスを犯したのだ。
俺達能力者は頑ななまでに【相手は共生不可のゴースト】であると信じ続けたこと。
アイツラ土蜘蛛はメガリスを破壊し、【無限繁栄を使ってしまった】事。
コレにより、能力者は【街を制圧した恐るべき敵】として土蜘蛛を認識してしまった。

もしも、彼らが【能力者に使者を出す】という事をメガリスを破壊する前に行っていれば、俺達能力者と彼らに共存の道もあったのだろう。
歴史にIfは無い。
あるのは後悔と前進のみだ。

4.残った虚しさ
最終的な事を言えば、俺達能力者は土蜘蛛の女王であった存在を抹殺し、土蜘蛛との戦いに勝った。
だが、俺達は理解しなければいけない。
無知なる戦いの果てには血塗られた道しかない。
俺達は今回の戦いで思い知らなければならない。
全てのゴーストを滅ぼすのが正義ではないと。
俺達は学ばねば為らない。
無血で世界結界を護れる可能性を。

でなければ、俺が殺した彼らに申し訳が立たない。

5.最後に
能力者は、TVアニメやゲーム、漫画に出てくるような正義の味方ではない。
そして、悪の使徒でもない。
能力者は、ヒトよりも優れた身体能力と特殊な力を得ただけのヒトだ。

ヒトは間違える存在だ。
故に、俺達能力者の判断だって間違いだらけなのだろう。
だが、間違いから学ぶことが出来る存在でもあるはずだ。

俺はヒトの可能性を信じたい。
そして、世界の可能性を信じたい。

俺はこれからも【俺の世界】を守る為に戦い続けるだろう。
そこに、あるのはタダのエゴだ。



故に、この手に正義なんて幻想は    無い。  





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別窓 | Silver Rain | コメント:2 | トラックバック:0
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この記事のコメント
百の正義
まぁ、そうだろうなぁ…。
あえて正義を例に挙げて言ってみよう。
さすれば、この世には一人一人に信念があり正義がある。
ナツにはナツの、私には私の、向こうには向こうのだな。
そして、力が強い、勝ち上がったものだけが正義を貫く。
だから、ナツはナツの正義を貫けば良いのだよ♪
消して見失う事のない信念を持とう。
相手は、時間は我らを待たないからな♪
2007-04-12 Thu 17:37 | URL | ウル #-[ 内容変更]
……
 ´・ω・)……
;´・ω・)……?
;´0ω0)………!? ! !!? ?
ぷしゅぅぅぅぅぅ(難しい事を考えすぎてオーバーヒートw)
2007-04-13 Fri 12:42 | URL | 鳳凰堂・虎鉄 #-[ 内容変更]
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