主に、オンラインTRPGシルバーレインの「あまの兄姉妹」、エンドブレイカー!の「シュルツ・ウェイド」の日々の日記(仮プレとかも)を気が向き次第記入するところ。 気が向いたら更新なので毎日というわけではない。
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チョコレートを作ろう!
2007-02-16 Fri 00:11
それは、2月14日の午前3時のことだった。
兄と妹が寝静まり、深い眠りに落ちたのを確認した彼女は起き上がった。

そして、こっそりと用意しておいた物を装備する。
手元のみを照らすために被ったヘッドランプ。
そして、パジャマの上に纏うは、どこのコスプレ?と言いたくなる様なフリルのついたピンク色のエプロン。
右手には乙女の心強い友、とある特集記事を載せた女性向け雑誌。

「明日こそっ!私のチョコレートで兄さんのハートをがっちりキャッチですわ!」
小声で気合を込める。

彼女の名前は海部野冬美。
兄との背徳激ラヴを目指す、ちょっぴり料理の苦手なインモラル少女だ。

「さて、手っ取り早くはじめませんと…。
 明日も学園があることには変わりありませんし」
学園での日常生活においては非常に優等生なため、ついついそう呟きつつも冬美はヘッドランプの明かりを灯し、雑誌の特集ページを開く。

そして、指は特集のページを開き当てる。

『バレンタイン特集! アナタの手作り愛情チョコレートで、彼の心をがっちりキャッチ!』

なんともまぁ…わかりやすいタイトルだった。
この特集は『想い人に告白用の本命チョコレートを作ろう!』という企画だ。
冬美はイケズな兄、夏優のハートをゲットするために日夜励んでいるのだいろいろと。
そして、今回はオーソドックス、かつ乙女の基本。
バレンタインイベントを利用することにしたのだ。

冬美はバレンタインチョコの作り方のページを開く。
「えぇっと・・・まずは細かくチョコレートを砕く?」
本に書いてあることを復唱しながら冬美は冷蔵庫に閉まってあったチョコレート(業務用の板チョコ)を以前、夏優から貰った…

ハンマー(詠唱兵器)で木っ端微塵にした。





さて…そんなことがありながらもなんとか無事に進み、後は型にはめるだけ。
「今回はオーソドックスにいってみますわ」
そういって取り出したのは、ハート型のチョコレートの型だ。
ただし、銀製のものだ。
「ウフフ…この日のために詠唱銀を集め、精錬し、鍛え上げた甲斐がありますわっ!」
詠唱銀で作られた型は、なんだかおどろおどろしいオーラを発しているが、気にしては負けなのだ。



乙女の聖戦、バレンタイン。
冬美は手作りのチョコレートを片手に勝負を掛けるのだった。


その日の放課後。
「兄さん、バレンタインチョコですわ!」
「ん? あぁ、さんきゅ?」
何の気概もなくごくごく普通に受け取る夏優。
その返事に拍子抜けする冬美。
「え、えっと・・・ソレだけですか?」
「………ありがとう?」
首をかしげながら夏優はそう言うが、ソレも冬美の望んだ言葉とは違う。
「こういうときはありがとうの後に『愛してる!』とでもいってほしいのですけど?」
そういわれて夏優はむっと考え込む。
そして少しもしないうちにこう返す。
「愛してるぞ、冬美! 兄妹としてな!!」
「仕方ありません…今回はそれでよしとしますわ」
少し残念そうに、だけどちょっぴり満足そうに冬美はそういうのだった。


「まっ、ホワイトデーのお返しは期待しててくれ」
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